木が奏でる美しい響きと広大な空間表現を再現
通常価格 ¥56,100(税別)
JAN:4975769435232
発売日 2015/12/03
残りわずか
◆業界初40mmハイレゾ対応ウッドドームユニット
新開発、新ウッド専用ハイエナジー磁気回路
◆ウッドオンハウジングで臨場感豊かな音の響きを再現
ウッドプレートでユニット内の反射音を吸収・拡散
◆ハイレゾ仕様コンフォータブルイヤーパッドで快適な装着感
◆温かみのあるデザイン
◆アンチバイブレーションジャックと更なる高音質を実現するL/R独立グランド設計のプラグ&ケーブル
◆ブラスリング制振構造
音響ハンダや響棒、ウッドプラグやウッドバッフル採用
JVCのハイレゾヘッドホン“WOOD”は、上質感を持った製品群を揃えるという『CLASS-S』ブランドの第二弾製品。同社が長年培って来たウッドの振動板技術をバンドタイプヘッドホンに初めて採用したことが最大の特徴となる。同シリーズ2機種のうち、今回は上位機の“WOOD 01”「HA-SW01」の試聴レポートをお届けしよう。
本機はウッドドーム振動板を40mmのドライバーユニットに搭載。振動板に使用しているウッドシートの薄さは髪の毛の半分ほどの50ミクロンを実現したという。その周囲には「SIGNA」でも使われているPEN素材を取り付け、それを1テスラ超という高い磁束密度を誇る「ハイエナジー磁気回路」で駆動する。
さらに、ハウジングには数十層の木材をプレスして一体化させた「ウッド・オン・ハウジング」を採用。加えてWOOD 01ではハウジング内部にウッドバッフル、響棒、整振ウッドプラグといったチューニングパーツをマウント。さらに音響用ハンダを使用し、回路の伝送品質も高めた。
アラウンドイヤータイプで、イヤーパッド内の容積も大きく広々とした音場が出現する。原田知世はボーカルの強弱やブレスが表現され、リアリティが高い。とはいっても、分析的なサウンドではなく、音楽全体に丸みや温かみが感じられた。
また、挟間美帆は大編成の楽器たちから紡ぎ出される濃厚なサウンドに包囲されるような感覚を味わえた。このあたりがウッドならではの味わいであろうか。ピアノやベース、ストリングスも淡くなることがなかった。ケーブルは両側出しで着脱でき、「SIGNA」同様「アンチバイブレーションジャック」も搭載。
文:中林直樹
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。